Google Adsense(アドセンス)。
Googleが提供する広告サービスであり、ブロガーは広告を掲載することで収益が得られる。
クリック収益型で広告内容は自動で選ばれるので、運用がしやすく初心者ブロガーにはおすすめのサービスである。
アドセンス広告を掲載する為の審査に合格した後はアクセスを集めたくなる。
アクセスを増やす方法のひとつに多言語対応がある。
日本語の記事の他に別ページに英語の記事を作ることで、英語圏ユーザーからのアクセスも期待できる。
そこで気になるのが「海外からのポリシー違反になるかどうか」。
今回はそんな「海外からのアクセスはアドセンスのポリシー違反かどうか」ついて調べたので紹介する。
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記事を読むメリット
海外からのアクセスはアドセンスのポリシー違反かどうか
海外からのアクセスはアドセンスのポリシー違反かどうかだが、結論から言えばポリシー違反ではない。
海外ユーザーの興味を引くページを用意して、意図通りにユーザーの興味をひいてアクセスされたならばそれは真っ当なアクセスとなる。
実際にアドセンスのヘルプページで、広告制限の原因は海外からのアクセスなのかどうかの質問があり、そこでは以下のように回答されている。
サイトの内容が海外からの訪問を対象にしているのであれば、海外からのトラフィックが多いことは自然です。
どのようなアクセスがアドセンスのポリシー違反になるのか
ではどのようなアクセスがあるとアドセンスのポリシー違反になるのか。
アドセンスのヘルプページには「無効なトラフィック」を以下のように定義している。
- サイト運営者様が、ご自身のライブ広告をクリックしてクリック数やインプレッション数を増やすこと
- 1 人以上のユーザーが繰り返しクリックして、クリック数やインプレッション数を増やすこと
- サイト運営者様がご自身の広告でのクリックを誘導すること(例: 広告をクリックするようユーザーを誘導するあらゆる言葉、大量の偶発的クリックを誘発する広告掲載など)
- 自動クリックツールやトラフィック ソース、ロボット、その他の不正な行為を行うソフトウェア
要は「広告に興味の無い人にクリックさせちゃいけません」ということだ。
広告があるページをiframeで表示するのはポリシー違反
あるサイトのページを別のサイトで表示させるのに便利なiframe。
しかしこのiframeを使ってアドセンス広告を含むページを表示するのはポリシー違反となる。
画面全体をiframeにして、iframe内にAdSenseが表示されている場合は、ポリシー違反です。広告だけを表示する行為を禁じているのではなく、広告が含まれているページをiframeで表示することが禁じられています。
もし自分のサイトをiframe経由で別のサイトでも表示しているようならやめた方がいいだろう。
アクセス経路によってアクセスの「質」も判断されている
海外からのアクセスはポリシー違反ではない。
しかしどんな経路でアクセスしているかによってアクセスの「質」は判断されている。
アドセンスのトラフィック品質についてアドセンスのコミュニティで以下のような回答がある。
一般的に、検索経由の訪問は、サイトに掲載されている情報に興味を持って訪問する比率が高いため、トラフィックの品質も高めになります。
SNSや他の経路で、集客の方法によっては、サイトの内容への興味ではない訪問が多くなることがあります。この様なトラフィックは品質が低いです。
サイトの情報に興味を持って訪問するアクセスについて「トラフィックの品質が高い」としている。
SNS経由についても「集客の方法によっては」と言及しているので、コンテンツに興味を持ったアクセスが評価されるような仕組みがあると考えられる。
よって単に「検索からの流入」であれば品質が高いわけではないだろう。
おそらく滞在時間やサイト上でコンテンツを読む動作としてマウスの動きやスクロールの動作なども評価されていると思われる。
逆に評価されない集客として考えられるのは拡散や応援を目的としたアクセスが考えられる。
これらはコンテンツに興味が無いアクセスなので、中身が読まれず滞在時間も短い。
このようなアクセスは価値が低いと評価されるはずだ。
ランキングを応援する程度であれば「無効なトラフィック」には該当しないのでアドセンスのペナルティは発生しない。
しかしアナリティクスを見るにサイト滞在時間は記録されているので、早期離脱率が高くなるためSEOの観点ではプラスには働かないかもしれない。
海外からのアクセスはアドセンスのポリシー違反かどうか まとめ
海外からのアクセスはアドセンスのポリシー違反ではない。
ページのコンテンツや表示されている広告に興味を持ったアクセスであれば問題無く、逆にアクセスを水増しするような小細工的な行為はポリシー違反になる。
ちなみに海外ユーザー向けに多言語対応するなら、WordPressの多言語対応関連の記事が参考になる。